【パンダ知識】匂いの標識

 我々人間の目に見える標識はパンダには意味がないものです。パンダの丸い顔には表情がないし、短い尻尾も目立つものではありません。耳を立てることと、垂らすこともできますが、全然機敏とは言えません。これは長年生活している高山の竹林が茂り、霧の覆われている生活環境と深い関係があると考えられます。

 お互い見えないパンダは匂いを残すことで自分の領域を標識しています。発情期に入るパンダもこの匂いで交配相手を見つけるのですが、会ったら、声で交流をするのです。このようにパンダは独特な「言葉」で愛や怒りなど様々な気持ちを表しています。

 沈黙ももう一つの交流のしかたです。遊んだり、或いは交配も喧嘩もせず、ただ友好な気持ちを伝えたりする時のパンダは何も声を出さないのです。これは動物園で見た大半のパンダの行為判断にも適用です。


 匂いで縄張りを標識するのがパンダの竹林での平和を保つ秘訣です。ほかのパンダに知らせるために、パンダは肛門周囲の腺体分泌物を柱や、木の切り株や、壁などに付けます。発情期以外の時期に、見知りのないパンダの匂いを嗅いたら避けることができるし、発情期に入ると、メスパンダは匂いで交配ができるメッセージを伝えオスパンダを惹きつけられるから、パンダはこのように匂いで避けたり集まったりするのです。。


 パンダの標識のつけ方が何種類もありますが、尿液か、尿液と肛門周辺の分泌物の混合物で付けるのが普通です。印を付けているパンダは頭を振りながら口が半開しています。ほかのパンダの注意を喚起するために、また印のある所に樹木の皮を剥いたり、爪痕を残したりする行為も見られます。

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