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保護教育

 
(1) 両棲動物
 蛙、蟾蜍、火蜥蜴、イモリとアシナシイモリなどの動物は両棲動物と呼ばれます。最初の脊椎動物としての両棲動物は350万年前から地球に定住し始めました。
 両棲動物は生態系統と食物連鎖において極めて重要な役割を果たしています。植物と微小動物を食べる両棲動物は同時に他の動物の餌となっているから、栄養循環に重要な影響を与えています。成体の両棲類動物は最高の生物殺虫剤と言えますが、人間と他の動物に傷害を与えず、生態系統で重要な役割を果たしているから、両棲動物が一旦減少乃至絶滅してしまえば周囲の動植物に深刻な影響を及ぼすに違いありません。
 環境の変化に敏感な両棲動物は、生存環境が悪化すると急激に減少しますので、最も重要な生物指標動物だと認めています。
 両棲動物は現在危険な状態に落ちています。ここ数年の間に地球での蛙、蟾蜍とイモリなどは、急激に減少していて、既に絶滅した地域も出ています。両棲動物生息地の環境が破壊されているとは認められないものの、にぎやかだった森林は静かになったことから、人間にはまだ気づかれていない環境問題が出ているに違いありません。たくさんの科学者が両棲動物減少の原因を探って日々努力していますが、生物種が消えてゆくスピードは、原因究明のスピードより遥かに速いです。
 ここ当分、両棲動物の減少とその他動物種の絶滅は、伝染病(ツボカビ菌、ウイルス、細菌の伝染と寄生虫)、有毒物質物とホルモンの影響、紫外線傷害、地球温暖化と他の生態条件の異変などは原因として考えられます。
 両棲類の減少は環境に与える影響が深刻です。例えば、両棲類を餌とする爬虫類と哺乳類動物及び他の動物の数量もそれによって減っていきます。それと同時に、微生物と昆虫類の数量が増えることになります。また、両棲動物の減少は水環境の異変を引き起こし、魚類の減少など一連の連鎖反応を起こす可能性があります。両棲類の減少は食物連鎖の断裂を招き、かつ独自の方式で地球全体の食物連鎖に悪影響を与え、つい人間にまで及んできます。
 
我々にできること:
·地球温暖化の軽減措置:エネルギー消耗量を軽減すること、節電すること、自用車の代わりに公共交通機関を利用すること、樹木を植えること。
·環境汚染を減らすこと:化学品の使用を減少すること。
·蛙、蟾蜍、火蜥蜴などの料理を食べない、ペットとして飼わないこと、これら動物を原料とする薬品を買わない、使わないこと。
 
(2) アジア亀危機
 地球上のウミガメや亀はもっとも人間に好まれ、崇拝される動物の一つであり、その長生き、優しい性格、綺麗で体保護作用がある殻、可愛らしい外観等で好評を博しています。しかし、残念なのは、亀類も含むほかたくさんの種も同じく恐ろしい速度で絶滅に向いています。特にアジア淡水亀の3/4はすでに保護リストに載っていて、且つ半分以上は絶滅危惧動物の行列に入っているのは厳しい現実であります。
 生息地が破壊されたのは種が消失する主な原因とされていますが、ウミガメと亀の場合、人間の甚だしい消費や汚染は主因であると指摘されています。アジアでは、亀類は食用や、薬用されたり、ペットとして飼われたり、亀の殻を工芸品にして販売されたりしています。
 亀類貿易の数量と重量に関する記録がありますが、まったく不十分なデータで、今までの亀類貿易の真相を把握し難いです。
 動物は運送中や市場で虐待される問題は深刻です。運送途中で既に死亡したり、重病にかかったりするのが殆どで、亀類も同じです。人間は動物の命をまったく尊重しないため、亀類も非常に残酷に扱われています。
 通常、ペットとして亀を飼う人は、どのように面倒を見るべきかは大体分からず、餓死したり、病気で死んだりする亀が多いです。飼い主はまた平気で新しい亀を買いにいきます。そもそも数少ない野生亀にとってはむしろ災難の重なりとなります。亀は長生き動物で、飼い主が飽きれてくると、亀を野良に放生させます。すると二つのケースが考えられます。新しい環境で如何に生きていくかは分からず、苦痛の中で死んでいくケースと、例えば、赤耳亀というペットや食用として販売されたりしている亀がいます、生存能力、繁殖能ともに強く生存資源を独占してしまうことで、アジア亀を絶滅の道へ向かわせるケースがあります。
 野生亀や市場で流通されている亀類がどのような絶境に瀕するかは分からぬ人が多いので、亀類と亀製品を買ったからといって責められるわけではありません。我々にとっては、もっと多くの人に現状を理解し、自分なりの決断を下してもらうことに力を注ぐ必要があります。
 
我々にできること:
·亀類のペットを飼わないこと。
·亀類を含まれる食料や薬品を買わないこと。
·野生亀類を元の生息地から連れ出さないこと。
·ペットとして飼われる亀を野良に放生しないこと。
·ゴミや有毒成分が含むものをポイ捨てせず、亀類の生存環境を保護すること。
·亀類に関する知識を広げ、亀類を買わないよう説得すること。
 
(3) ペット
 動物は極めて敏感な生き物であり、人間と同じく、苦痛、恐怖、孤独、飢餓、挫折、幸福、快適、愉快などの感覚を持っています。我々は求めているヘルシーな食物、暖かい家、友情、愛情と保護などは、動物達も求めています。
 ペットを我が家に連れて来る前に、飼い主としての心構えが必要です。面倒を見る時間があるのか、費用の負担が大丈夫なのか、家族に賛成されるのか、団地にペットの飼育が許可するのか、ペットの一生の面倒を見る覚悟があるのかなどに十分配慮します。また、ペットに関する資料検索方法やペット専用空間の確保、食物、獣医との連絡も必要となります。
 相応しいペットを選択しましょう。野生動物はペットに相応しくありません。どのようにケアするかは分からない原因で野生動物を死なせることが多いです。それと同時に、捕獲、運送、販売の過程では乱暴に扱われていたから、数多くの動物は飼い主の手に届く前に死んでしまいました。ですから、猫、犬、金魚、人工繁殖のげっ歯類動物と鳥類など既に人間に馴化されている動物をペットにしてください。また、ペットショップでペットを買うより、迷い子やホームレス動物をペットにするのをお勧めします。尚、ペットショップで買う場合、ぜひ評判のいいお店を選んでください。
 栄養豊かな食物はペットの健康に不可欠です。ペットを理解して、それに適する食物を選択して、決まった時間で給食することは健康の保証となります。
 ペットに不妊手術をしてあげましょう。不妊手術は野良猫や野良犬防止の有効対策です。去勢された動物は寿命が長くなるし、ペットがより健康的になれます。子宮、卵巣、乳腺、前立腺や睾丸ガンに患うリスクも低減され、去勢されたオス動物は街を彷徨ったり、他の動物と喧嘩したり、車にぶつかったりする可能性も低くなります。去勢された猫もおしっこで縄張りを張る癖が治れます。また去勢された動物は静かで、訓練に服従し、人間の親しいパートナーになりやすいのです。
 ペットの心理健康を重視しましょう。ペットに快適な生活環境を提供し、面白いものを見せ、好奇心を喚起させたり、遊ばせたりすると同時に、もっと付き添うことで愛情を与え、積極的に嗅覚、聴覚と餌探しなどの訓練を励ませてください。
 飼っているペットを絶対に見捨てたり、野生に戻したりしないでください。野生へ戻されたペットは、環境に慣れなくて苦痛の中で死んだりする一方、環境への適応能力が強すぎて、生存資源を独占したりすると、その他動植物の生存を脅かすことになる恐れがあります。
 人間のパートナーであるペットは我々と一緒に生活し、完全に人間に頼っているものだから、動物の一生に責任を持って下さい。
 
飼い主の皆様へのアドバイス:
·ペットは家族だ、愛情をこめて一生付き合いましょう。
·ペットの習性と欲求を知り、尊重してあげましょう。
·身分証明書を取り、定期的にワクチンを注射してあげましょう。
·不妊手術をしてあげましょう。
·適する食物を提供しましょう。
·飲み水を毎日交換して、常にきれいで新鮮な飲用水を提供してあげましょう。
·運動時間(普通一日15~20分間が必要です)を保証してあげましょう。
·名札等の標識をつけてあげましょう。
·躾を向上しよう。出かける時必ず引き綱を使い、糞を徹底的に片付けましょう。
·毎日ペットと過ごす時間をなるべく多目にして、交流を深め、人間と付き合う方法を学ばせてあげましょう。
 
 

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