「成都市を愛し、ユニバーシアードを応援しよう」 - 親子サマーキャンプイベント「パンダの秘密を探ろう」を開催
先日、親子サマーキャンプイベント「パンダの秘密を探ろう」がパンダ谷で開催され、15組の親子が参加しました。イベント初日は、「ジャイアントパンダとの初対面」、「“赤い妖精” ― レッサーパンダの秘密を探ろう」、「ジャイアントパンダの帰り道」の3つの催し物が行われました。「ジャイアントパンダとの初対面」では、科学普及スタッフの案内のもと、パンダ谷で暮らすジャイアントパンダに会いに行きました。ジャイアントパンダをじっくりと観察し、疑問を持ちながら考察したり、家族と感想を述べ合う子供たちの姿は、まるで好奇心に満ちた小さな動物学者のようでした。レッサーパンダの生態園を訪れた際には、子供たちは飼育員によるレッサーパンダのトレーニングの様子を間近で見学し、飼育員の解説を聞きながら、科学的なレッサーパンダの保護の方法を学んでいました。
「ジャイアントパンダの帰り道」では、中国のジャイアントパンダの保護の現状やその重要性について紹介しました。また、参加者は、ジャイアントパンダ「倩倩」(チエンチエン)の野生復帰訓練の話を通じて、ジャイアントパンダの野生復帰分野における成果や科学者たちの挑戦について理解を深めていました。ゲーム「新しい家を探そう」では、子供たちが科学者に扮して赤外線カメラを設置したり、野生のジャイアントパンダに訪れる様々な危機の場面を体験し、楽しみながら野生動物の保護に関する知識を学んでいました。
イベント2日目には、「パンダ基地のスター・パンダたち」、「エンリッチメント・デザイナーになろう」、「パンダのキッズ解説員」の3つの活動が行われました。子供たちは、スタッフに連れられ、生後5か月の赤ちゃんパンダや「芝士」(ジーシー)、「芝麻」(ジーマー)を鑑賞しました。観察を通じて、全てのジャイアントパンダに個性があり、求められる飼育方法も異なるため、個体に合わせた科学的な飼育管理や毎日の健康状態の記録が重要であると学んでいました。
「エンリッチメント・デザイナーになろう」では、動物の感情や動物福祉について学び、ジャイアントパンダのエンリッチメントについて理解を深めていました。そして、いくつかのグループに分かれ、ジャイアントパンダの給餌器をデザインしました。イベントの最後には、ジャイアントパンダのトレーナーのジェームス氏が、作品の安全性、独創性、操作性の面で評価を行い、全てのグループの作品が良い評価を得ていました。
「パンダのキッズ解説員」では、子供たちが2日間に渡って習得した知識や感想を、絵や道具を使って表現していました。子供たちの個性あふれる解説によって締めくくられた今回のイベントは、彼らにとってより一層特別な夏の思い出になったことでしょう。