第11期ボランティアの募集、および研修会を成都パンダ基地で開催
先日、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下、成都パンダ基地)の第11期ボランティアの募集、および研修会が無事に終了しました。2021年3月初めから1か月にもおよぶ募集と選考、専門的な研修会、総合テストなどを経て、新たに50名がボランティアのファミリーに加わりました。彼らの加入により、成都パンダ基地の保護教育事業に新たなエネルギーが注ぎ込まれ、科学普及ボランティアのグループのさらなる発展へと繋がることでしょう。
今期のボランティア要員は、オンラインと実地の2種類の形式で募集をかけました。オンライン形式は、応募者の中から選考が行われ、電話で面接が行われました。実地形式は、成都パンダ基地の科学普及スタッフと成都理工大学ボランティアチームが準備を進め、成都パンダ基地の先輩ボランティアが成都理工大学成都キャンパスに赴き募集会を行いました。募集会当日には200名余りの成都理工大学の学生が参加し、講習を受けた後、面接を受けました。
審査の後、入選者は3月20、21日に成都パンダ基地で行われた第11回ボランティア研修会に参加しました。成都パンダ基地と科学普及部の紹介から始まり、ボランティアの仕事内容の説明、ジャイアントパンダやレッサーパンダにまつわる知識、解説のテクニックなど、2日間に渡って充実した研修会を過ごしました。また、今回初めて、先日オープンした成都パンダ基地の新博物館の解説研修も行われました。研修会を通じて、入選者は動物や生物多様性保護に関する知識を学び、先輩からボランティア活動を行う上での心得を教わっていました。研修の2日目には、入選者はいくつかのグループに分かれ、スタッフに引率されながら成都パンダ基地を見学しました。そして、各普及活動拠点や解説エリアで解説テストを行い、スタッフからの評価や指導を受けていました。
研修会の後、筆記試験と面接試験が行われました。面接試験には、解説テストと対応能力テストが含まれます。解説テストは、基礎解説能力と関連知識が問われ、対応能力テストにおいては緊急の事態にも対応できる臨機応変レベルと、来園者に対するサービスレベルが問われます。
研修会の後、筆記試験と面接試験が行われました。面接試験には、解説テストと対応能力テストが含まれます。解説テストは、基礎解説能力と関連知識が問われ、対応能力テストにおいては緊急の事態にも対応できる臨機応変レベルと、来園者に対するサービスレベルが問われます。
2015年から始まった成都パンダ基地のボランティアプロジェクトは今年で7年目に入り、ジャイアントパンダを通じた普及教育活動や関連事業に注力してきました。これまで、科学知識の解説や各イベント等のサポートなど科学普及教育の第一線で活躍してきた彼らは、成都パンダ基地の科学普及事業には欠かすことのできない存在です。これまでに、成都パンダ基地では計11回のボランティア研修会が行われ、その参加者は約550名に達しています。現在、成都パンダ基地には200名余りのボランティアが在籍しています。
第11期ボランティアの皆さん、あなたたちの加入を心から歓迎します!今後は、ボランティアファミリーの一員として基地の各保護活動のサポートに努め、成都パンダ基地のイメージ向上のため貢献してくれると信じています。皆さんの協力があれば、ジャイアントパンダの保護事業の未来はきっと明るいものでしょう!
研修会の様子
先輩ボランティアの体験談に耳を傾ける入選者たち
解説テストの様子
成都理工大学での募集会の様子
成都パンダ基地の成年ジャイアントパンダのコテージで解説をする入選者