「新年パンダファン特別イベント」を開催、様々な科学普及学習イベントを実施
成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下、成都パンダ基地)では、「新年パンダファン特別イベント」が続々と開催されています。
イベントその1 ― 探求学習『ジャイアントパンダの栄養士になろう』
ウォーミングアップのミニゲーム
イベントの初めに、スタッフの指導のもと、児童らは匂いをかいでタケと果物を識別するゲームに取り組みました。その後、ジャイアントパンダが効率よく栄養を摂取するため、嗅覚で季節ごとに様々な種類のタケやその部位を食べ分ける特別な能力について解説を聞きました。

ウォーミングアップのミニゲーム
講座
スタッフによる解説を通じて、児童らはジャイアントパンダのタケの選び方や飼育下と野生のジャイアントパンダの食物の違いについて学びました。

解説をするスタッフ
現地見学
その後、児童らはグループに分かれ、ジャイアントパンダ14号コテージと幼年ジャイアントパンダのコテージを訪れ、ジャイアントパンダがタケを食べる様子を観察した後、学習カードの課題を完了しました。

ジャイアントパンダを観察する児童ら
“ジャイアントパンダの栄養士”に変身
児童らはスタッフが用意した様々な道具や材料を用いて、グループの仲間同士で協力し、試行錯誤しながら香ばしい「パンダだんご」を作りました。


児童らが制作した「パンダだんご」

学習修了証書の授与とイベントの閉幕
イベントその2 ― 自然の神秘を探索『ジャイアントパンダの秘密を探ろう1+1』
午前9時、選ばれた親子連れが成都パンダ基地のスタッフに引率されながら、ジャイアントパンダの秘密探索ツアーをスタートさせました。「ジャイアントパンダはどんな外見をしているかな?」、「彼らは今、何をしているのだろう?」様々な疑問や好奇心で胸をいっぱいにした親子連れは、スタッフと共にジャイアントパンダ14号コテージ、成年ジャイアントパンダのコテージ、幼年ジャイアントパンダのコテージ、太陽の産室などを順番に訪れ、各年齢のジャイアントパンダの身体の大きさや食性の違いについて学んでいました。じっくりと観察することで、各年齢のジャイアントパンダの細かな違いを発見したイベント参加者は、彼らの生きる知恵やその可愛らしさに「さすが中国の国宝」と感心しきっていました。

ジャイアントパンダを見に歩みを進めるイベント参加者
その後、成都ジャイアントパンダ博物館で博物館ツアーに参加しました。スタッフに案内されながら、博物館探検マニュアルを手に「パンダの歴史」、「竹林の隠遁者」などの展示エリアを見学し、投入型インタラクティブ体験やクイズなどでジャイアントパンダの過去や現在について学んでいました。

インタラクティブ体験

解説に耳を傾けるイベント参加者
最後に、3D映画『パンダ パンダ』を鑑賞すると、ジャイアントパンダや、彼らと生息地を共にする動植物や生息環境について理解を深めていました。

体験証明書とPRグッズを手に記念撮影をするイベント参加者
イベントその3 ― 科学普及講座『ジャイアントパンダの成長記』
科学普及講座では、ジャイアントパンダの外見の特徴や習性、子育てと成長、生息状況や保護に関する情報など幅広い内容の解説が行われました。パワーポイントによる解説、ショートフィルムの鑑賞、赤ちゃんパンダの模型の展示、インタラクティブゲームや質疑応答などが行われ、参加者は積極的に問題に答え、ジャイアントパンダへの理解を深めていました。

講座会場の様子

インタラクティブゲーム
和やかなムードの中、3つのイベントは幕を閉じました。イベント参加者は、リラックスしながらジャイアントパンダについて学んだ後、ジャイアントパンダをはじめとする野生動物や自然環境の保護に向けて、身の回りの小さいことから積極的に取り組んでいきたいと話していました。