先日、ジャイアントパンダとその生息地に棲む野生動物の犬の感染症の感染予防とジャイアントパンダ国立公園周辺の住宅街の犬の感染症予防の取り組みの１つとして、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地（以下、成都パンダ基地）は、ジャイアントパンダ国立公園広元管理支局唐家河エリアと協力して科学普及イベント「私はジャイアントパンダの素敵な隣人」を開催し、犬の疾病検査やワクチン接種を行いました。

　成都パンダ基地の動物保護研究部疾病研究チームと科学普及教育チーム、および唐家河エリアのスタッフで組織されたグループは、唐家河周辺の村や町の住宅街において犬の飼育状況の調査、ワクチンの接種、サンプル採取、疾病の検査・分析等を行い、正しい犬の飼育方法と野生動物保護や動物の感染症予防に関する知識を紹介しました。イベントを通じて、より一層ジャイアントパンダの保護活動の成果を強化すると同時に、ジャイアントパンダ国立公園周辺の犬の感染症に関する調査を展開し、住民のジャイアントパンダをはじめとする絶滅危惧野生動物の保護や動物福祉に対する理解を深めたい考えです。また、正しい犬の飼育方法を身に付ける、ジャイアントパンダ国立公園や自然保護区などへペットを連れ込まない、動物の生命を尊重して虐待や放棄をしない等、飼い主一人ひとりが責任感を持ちながら持続可能なライフスタイルを選択し、幸福で調和のとれた優しい街づくりに取り組むよう呼びかけました。

 

イベントのポスター