アドベンチャーワールドが成都パンダ基地にパンダモニュメントを贈呈 成都で贈呈式を開催
2023年2月24日に、成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下、成都パンダ基地)のパンダタワー前の広場で、贈呈式が行われました。成都パンダ基地と日本和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドとの約30年にわたる共同繁殖研究を記念するため、アドベンチャーワールドはパンダ基地にモニュメントを贈呈しました。この特別なモニュメントは成都パンダ基地に永久に設置されます。中日ジャイアントパンダの国際的科学技術提携のさらなる発展を促進し、両国の友好関係に貢献し、今後も協力していくことを表しています。贈呈式には、成都パンダ基地書記兼主任の尹志東氏、アドベンチャーワールド総監の今津孝二氏、飼育員代表の真柴和昌氏らが出席しました。
贈呈式では、尹志東主任は「29年前、世界初の「ジャイアントパンダ国際科学研究繁殖提携」プロジェクトのため、成都双流空港で当時2歳の「永明」が飛行機で日本に向かいました。今回引き渡された「パンダモニュメント」は、「永明」をはじめとする、日本に暮らしているジャイアントパンダの多大な貢献を記念する「モニュメント」であるだけでなく、成都パンダ基地とアドベンチャーワールドが30年近くにわたるパンダの共同繁殖研究を展開してきたことの証明となる「友好のモニュメント」と「成果の記念碑」でもあります。」と述べていました。
また、今津孝二総監は「このモニュメントを通じて、中日両国間のジャイアントパンダに関する共同繁殖研究と絶滅危惧種保護の重要性に世界中の人々がもっと関心を向けてくれることを願っています。アドベンチャーワールドは、これからも中日のジャイアントパンダ繁殖研究事業の発展、中国と日本の友好関係の促進にさらなる貢献をしていきます」と強調しました。
続いて、尹志東主任と今津孝二総監はモニュメントの除幕式を行い、式典は正式に終了しました。
帰国したジャイアントパンダ「桃浜」(とうひん)と「桜浜」(おうひん)は、2023 年 3 月末に正式にデビューする予定です。その際、飼育員は運動場で歓迎のためのプレゼントを準備します。
モニュメントの贈呈式は、野生動物保護の分野における中国と日本の間の友好的な交流、長期にわたる提携の記念でもあります。この友好関係が今後も受け継がれ、希少な野生動物の保護に一層の貢献がなされることを願っています。


挨拶をする成都パンダ基地書記兼主任の尹志東氏

挨拶をするアドベンチャーワールド総監の今津孝二氏

モニュメントの除幕を行う尹志東主任と今津孝二総監
